龍神様

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沙羅が弾かれたように本殿の右奥にある林を見つめる 「よばれた…よね」 「あぁ…」 -三太もつれてまいれ- 今度は楽しそうな声が頭に響いた 三太て? 「あの猫又のことだろ」 朔のしっぽがふわりなびいた 振り返れば了解したのか猫又も鳥居をくぐってくる 200才なのにめちゃくちゃ軽快な猫又は道案内のように先頭に立った 知り合いなのかなぁ 猫又は一応アヤカシだし 神域に入れるはず無いし 「おい!いくぞ彩音!」 うわ…考えてたらウサギによばれた なんか呼び捨てされたきが… まったくえらそうなうさぎめっ!
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