4人が本棚に入れています
本棚に追加
沙羅が弾かれたように本殿の右奥にある林を見つめる
「よばれた…よね」
「あぁ…」
-三太もつれてまいれ-
今度は楽しそうな声が頭に響いた
三太て?
「あの猫又のことだろ」
朔のしっぽがふわりなびいた
振り返れば了解したのか猫又も鳥居をくぐってくる
200才なのにめちゃくちゃ軽快な猫又は道案内のように先頭に立った
知り合いなのかなぁ
猫又は一応アヤカシだし
神域に入れるはず無いし
「おい!いくぞ彩音!」
うわ…考えてたらウサギによばれた
なんか呼び捨てされたきが…
まったくえらそうなうさぎめっ!
最初のコメントを投稿しよう!