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うわぁ!
開いた口がふさがらない
「アホ面するな」
朔が肩にのってバシッと頭をたたいたのでやっと口がしまった
滝壷から現れたのは大きな大きな… 龍
「父上」
沙羅が正面に膝をつき頭をさげた
-おぉ最後の姫であったか-
神々しく光るその巨体は川の深みの色をしていた
-このようなじじのところへ来てくれるとはありがたい-
口はしまったものの目を見開いたまま動けないあたしに朔が小声でいう
「おい!何か言わないと失礼だ」
「え?…あっ!!あ…はい!おじゃましてます!」
あ…あれ違う?
沙羅が頭をさげたままくつくつ笑った
朔は呆れ顔て天を仰ぐ
龍神は笑うように目を細めた
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