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叫び声が響いたのか兎は不機嫌そうに目を細める、…
しゃべったよ!兎が!やばいテンパる!
「やはりみえるのか」
兎は立ち上がろうとする
つらそうな様子にあたしはさらにあせる
「あ…じっとしてなよ」
疑ってますという目で見上げる兎
「大丈夫だよ…ケガしてるし少し休めば、…」
ってあたし何兎にはなしてんだ!
疑いの目をまっすぐ見つめ返す、…信じられるか吟味されているみたい
…沈黙
あー…血がでてるよ、…
「足治療しなくて大丈夫?」
考える兎、…
「その足じゃ長く歩けないよね?帰れる?」
言われてさまよう瞳
あ…かわいいかも…
「頼む」
一言。だけど合格したみたいだ
「頼まれた」
とりあえず消毒かな
「人のでいーのかな」
「血が止まればなんでもいー」
消毒液を探しに行こうかな
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