ほうれん草

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つきのふねへ -瑠藍- 彩音を沙羅にまかせて その足でつきのふねへとんだ 「ぬぉっ!瑠藍だ!」 ため息がでた 久しぶりに帰って一番に会うのがこいつとは その毛並みは灰色で瞳だけは玉兎特有の金色 あぁ…本来玉兎は純白の毛並みに金色の瞳額にある玉は銀色だ たまにこういう特殊なやつが生まれる 俺もふくめてな… 「久しぶりだな!人界でなにしてるんだ?」 「なんでもいいだろう」 相変わらずのあつくるしさ 「なんだよぅ」 すねた灰色兎をおいて君の部屋へむかう
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