お届け

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「瑠藍!」 「なんでお前が」 いつになく変な顔の朔は灰色兎を見つめていました 「月の君にお願いしたんだ!」 「…まったく…甘いんだから…」 「朔?」 不機嫌そうな朔に声をかけてみる 「あぁ…ちょっとな」 てゆか 「玉兎ていろんな色のやついるんだね」 灰色兎を凝視していると朔は首をふった 「いや…普通は白しかいないんだ…」 兎が暗い顔になったのにはきづかなかった 「へぇ…特別なんだね!すごいじゃん朔!」 灰色兎は加えていた大きな荷物をおいて バシバシ目を瞬かせたあと嬉しそうにニカッと笑った 「おれ錫零みんなは灰(かい)って呼ぶけど」 よくみれば後ろにもう1匹 灰色兎に隠れているのか 人見知りさん? 「碧琳!ほら瑠藍だよ?」 兎は白に茶色のブチがある 「おまえが碧琳か」 朔が優しい顔だったからか 碧琳というらしい兎はそっと顔をだした けどさっと灰色兎に隠れた 慣れるのには時間かかりそうだ
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