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そんな風に話している間に、空いていた席はどんどん埋まって行く。
皆が皆、朝の挨拶をして席に着く。
「皆おはよう。
朝礼始めるから座ってー」
と、担任が入って来ると同時に鐘が鳴った。
…流石。
「今日は、うちのクラスに転入生が来たから、先に紹介します。
眞木クン、入ってー。」
ガラッ
ありきたりな台詞に、ありきたりなシチュエーション。
漫画とかだと、転校して来た男の子が初恋の人だったりするんだよねぇ♪
何て呑気に考えてた私は、突然のクラスメイト(女子)の叫び声で我に返った。
「なっ何事!?」
「クスクス…だから言ったでしょ??
芸能人だって。」
前に座っている友奈が、ちょいと前を指差す。
その指の先には…
知らない人なんて居るのだろうか。
スーパースターが立って居た。
「それじゃあ、眞木クン。
ちゃちゃっと自己紹介しちゃってくれる??」
「はい。
眞木智也(マキトモヤ)です。
芸能活動をしてるから、毎日学校に来る事は難しいと思うけど、皆と仲良くなれたらなと思います。
よろしくお願いします!!」
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