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「俺、ずっとみぃの事探してたんだ。
で、やっと見つけた……。」
眞木クンが、とても愛おしそうに私を見るから…少しドキドキした。
「でも…どうして??」
確かに、私は眞木クンの事を知ってる。
でも、それだけ。
はっきり言って小学校低学年の時の事何て大して覚えてないし、探されるような事をしたのだろうか??
「そうだよ、ね。
俺の事も覚えてなかったぐらいだもん。
忘れてるかぁ。」
「え…??」
「クスッ…じゃあ1つだけヒント。
俺は、みぃとの"約束"を果たすために探してたんだ。」
キーンコーンカーンコーン…
私が口を開いた瞬間に、チャイムが鳴った。
また、それと同時に眞木クンも席に行ってしまった。
"約束"ってなんだろう…??
でも、とても大切な事な気がするんだよね。
「美香??」
「えっあ…友奈。ごめん;;」
「ううん。
まぁ、あんな言い方されたら気になるよねぇ…
今日帰ったらさ、京香サンに聞いてみたら??
なんか覚えてるかもよ??」
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