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「聞きたいことだらけだよ…」
顔を上げたは良いけど、何を思ったのかそう言うとまた俯いてしまった。
その姿はまるで子犬のよう。
いつもの悪魔な千秋クンじゃなくて…
不覚にもドキドキしてしまった。
私って可愛い千秋クンに弱いんだよねぇ;;
「じゃあ、そこの公園ででも話す??」
「うん…」
千秋クンは相変わらずだったけど、一緒に公園に入って近くにあったベンチに座った。
「で、聞きたい事は??」
「あいつ…誰??美香の何??」
ボソッと呟いた言葉だったけど、そこには何とも言えない殺意が感じられた。
いやいや、怖いって;;
「名前は眞木智也。
小学校が同じだったの。
と言っても低学年のうちに眞木クンは転校しちゃったし、だいたい私、眞木クンに言われなきゃ気付かなかったぐらいだしね。」
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