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「きっ京チャン…??」
そこに立っているのは、紛れもなく私の母親。
当の本人は、全て知っていたのかのように微笑んでいる。
「知って…たの??」
「もちろん♪
美香も千秋クンも分かりやすいもの。
見てて歯がゆかったわよー
でも、社員旅行。
行って正解だったわねー♪」
…まさかまさかまさか!?
全部分かってて、私と千秋クンを2人っきりにしたって事??
てか、私って分かりやすいの??
「うっうそ…
「じゃないわよ♪」
ギャーーーーーー!!!!!!!!!
驚きと恥ずかしさで声が出ない。
口をパクパクさせていると、千秋クンが口を開いた。
ニッコリ♪
「本当にありがとうございました!!
これで、京香サンの事を遠慮なく"お母さん"って呼べますね♪」
「そうねー
私としては、千秋クンにお婿サンに来て欲しいんだけどー…
春菜が怒るかしら??」
春菜って言うのは、千秋クンのお母さん。
で、京チャンの親友。
写真でしか見た事ないけど、凄く綺麗な人なんだよ☆
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