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「ゴン、痛い」
苦痛に顔を歪ませながらキルアは言う。
「なにが。」
判っていないわけではないけれど、白い手首を咬みちぎる行為は止めない。
鉄の味がしたけれど不快だとは思わなかった。
ただ、あたたかくてキルアは生きてるんだって思いながら赤い液と化した恋人を呑み込んだ。
(ひとつになんてなれやしないのに。)
fin.
(080812)
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すみませんほんとどんだけ短いんだ。
さらにどんだけ痛いんだ。
読んでくださった方どうもすみませんでした。
ありがとうございました。
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