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「キルア、大好き。」
そう言って、額、瞼、頬、鼻の頭、首筋、キスの雨を降らせて最後にもう一度唇に、今度は触れるだけの軽いキスを。
「キルア、大好き。」
「う…ん…。」
「大好き。」
「うん…。」
「大好きだからね。」
「うん…。」
そう言って頬を伝う涙の跡を丁寧に舐めとってやったら、ありがとう、大好き。なんて言うから、また奥の方がずくんってなった。
(ああ、相当、依存してる、)
君があまりにも綺麗に笑うもんだから、泣き顔もいいけど笑った顔の方がすきかもしれない、とおもう。
こんなことでキルアの不安が取り除けたとは思わないけど、少しでも愛が伝わればいい、なんてガラにもないことを思った。
(愛してる、ぜんぶ)
fin.
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自サイトでのキリリク小説です。
甘口ゴンキル…ということだったのですが、なにやらシリアス風味になってしまいまして…、これが私の精一杯でした(´pωq)
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