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数分後には格納庫へ着いていた。
ハインドはすぐに自分の機体を見つけ、機体に乗り込んでいった。
えーっと、俺の機体は……。
「リョウくん!こっちこっち」
このショタボイスは……フミルか?
声の先にはちんちくりんなフミルがこっちだと言わんばかりに手招きしていた。
ちんちくりんの声に呼ばれ、俺は走り、着いた先には一機の見慣れた機体があった。
「えへへ、量産機の【クロノス】にリョウくんの【大和】に装備してた武器を着けといたよ。
性能は【大和】より下だけど、戦う武器は変わらないから多少は戦いやすいと思うよ」
「おっけー、サンキューな」
ちんちくりんの応援を受け、早速機体に乗り込む。
コックピット内は【大和】と変わらない。
元々、【大和】は【クロノス】に拾った敵のパーツを付けただけの【カスタムクロノス】だから当然だ。
操縦方法も変わらない。
違うと言えば見た目と性能くらいか。
……まあ、気にしたって仕方がない。
これでやれ、と言われてるんだ。やるしかない。
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