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俺はＴシャツにジーパンという至ってシンプルな格好をし、iPodにヘッドホンを装備する。
基本、こんな感じでいつもバイトに行く。
さぁ、今日も頑張るぜ！
俺は最初の曲をU.N.オーエンは彼女なのか？に設定し、バイトに出かけた。
──今日も見慣れた平坦な道。
次の角を左に曲がればバイト先までは後少し。
ずっと自分の頭の中で描いていた、［自分が幻想入りしたら──］というストーリー(別名:妄想)を廃止し、バイトモードに早くも頭を切り替える。
角を曲がった俺の目に飛び込んで来たのは、あまりに奇妙な光景だった────
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