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──空間が歪んでいた。
空間の中に別の空間が在る、とでも言うのだろうか。
俺の言葉ではこんな分かりずらい風にしか言えない。だが、それ程非、日常的な事だった。
そのもう一つの空間が一体どんなものなのか、少し調べようとしたその時──
「!?
うわぁぁあぁぁああ!!」
俺の体は、もう一つの空間に吸い込まれる様に入っていった──
ソラを吸い込んだ空間は、数秒後にはまるでそこに存在していなかったかの様に消えていたのだった。
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