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(うわ……綺麗なお姉さんだなぁ……。)
するとその女性は私に気付き、ジッと見つめてきました。
最初はぼんやりと目を合わせていましたが、余りにも長い時間、目を合わせ続けていることに悪寒を感じ、視線を逸らそうとした瞬間です。
その人は、音もなく滑るようにスーッと近付き、目の前の硝子窓に張りついたのです。
「!!!!!!!?」
そしてニタァァッと、言葉にならないほどの恐ろしい笑顔で私に笑いかけてきました。
必死に目を逸らそうとしましたが、体の自由は一切ききません。
恐怖に震えていると、頭の中に直接声が聞こえてきました。
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