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これはその先生の話です。
「(冒頭でお話した)トンネルの話。そこの一つを歩いて通り抜けるときに、赤ちゃんの泣き声が聞こえることがあるらしい。また、雨の日になると、“赤ちゃんを抱いた母親の霊”が立っている…。」
「実は何年も前の雨の日に女性がトンネルの上から身を投げて、数台の車にひかれて亡くなったそうで、その人の霊ではなかろうか………。」
という話でした。
いつも他県の話ばかりだったので、そのときは『近所に幽霊が出る』という話にちょっと興奮しました。
そのトンネルは、家から中学校までの通学路にありましたので、兄と『中学生になったら見れるかもね～』などと話していたのを覚えています。
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