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友人の話を聞くと、父はどうやらお願いがあるらしいのです。
「神棚に炊いたご飯とお茶を置いてほしい。」
とのこと。どうやら晩ご飯の時に寂しいらしいのです。
普段、生米と水を少々置いているのですが、それでは嫌なようで……。
でも僕はそれを聞いて少し嬉しくなりました。
そのあと、それをどうやって母親に伝え、父親の願いどおりにするか悩んでいるうちにお盆も過ぎてしまいました。
後に友人から、いつの間にか父親はいなくなったことを聞いて、その日はさすがに家で泣きました。
今後はどうにかしてお供えできるようにしたいと思います。
そして家族を亡くしてしまった方、どうか神棚を置いてほしいと思います。
できればちゃんとしたお供え物も………。
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