青き春の出逢い

ある晴れた日

｢それで用事ってなにさ？｣

｢その…真剣に聞いてもらっていいですか？｣

…確かに青花は笑いのムード感がゼロな表情をしていた。

｢おう。分かったから話してみ？｣

｢えーっと…その…突然ですが、晴人さんは好きな人いますか!?｣

ほんとに急だなぁ…

｢いませんよ？ついでに彼女もいません。君みたいな可愛い子が彼女ならねぇ…｣

｢ほえ!?ふえ!?｣

…？

なぜか青花は奇声を発しながら後ずさりをしている。

｢あー…ごめん。俺キモかったな？｣

｢…………………｣

返事がない。ただの青花のようだ。