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「だからお前ら息あってへんって!!」 コンサートの振り付けの練習中。イライラした声が部屋の中に響く。 「じゃぁちょっと他の人は休憩。あんた達ちょっと二人で練習してなさいっ!」 振り付けの先生も呆れて部屋を出て行きその後をメンバーも付いて出て行く。 部屋に取り残されたのは小山慶一郎と加藤成亮であった。鏡を挟んでのダンスでお互い中々ぴったり合わせる事が出来なくて四苦八苦していた。 「ワン、ツー、スリー・・・ってお前又逆だって!」 「わりぃ~!ついお前の動きにつられて・・・」 苦笑い混じりに小山は誤り間違えた所を一人で踊っている。 一人でやるとちゃんと出来てるのだが二人でやるとどうもあやふやになってしまう。 「やれば出来るんだし、もう一回!」 シゲはそう言い小山の横に並びカウントを発する。 「・・・フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト・・おぉ!出来た!出来た!」 「今の完璧だったっしょ?!」 「又調子に乗って」 笑っているシゲの方を向いて小山は目を閉じる。 「・・・?お前何やってんの?!」 小山がしたい事がさっぱり分からないシゲは首を傾げながら首から掛けているタオルで額の汗を拭いながら尋ねる。 「鏡にキス!ほらっシゲは鏡の中なんだからちゃんと俺のする事マネしないと!」 ニヤリと笑いながら小山はそう言うともう一度同じポーズをする。 「お前がバカなのは知ってるけど本当あきれる程バカだよなっ。キスなんてしないしっ!」 シゲはアホ顔してる小山の頭を叩いてやる。 すると次の瞬間小山の腕が伸びてシゲの腕を力強く自分の方に引き寄せ強引にシゲの唇に自分の唇を重ねた。 「っ!何すんだよっ!」 「ちゃんと出来たご褒美vvv」 ニヤリと笑いもう一度唇を重ね抱きしめる。 「今日終わったら飯食いに行こうぜ・・・」 シゲは小山の胸の中でコクリと頷く。 「それからデザートはお前だからなvvv」 そう言い小山は又シゲの唇を奪う。             
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