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ほな、とりあえずビール飲み続けて、しばらく肉焼く側に徹してみるか…?
ビールでお腹いっぱいなってもうて、万が一全く肉食べれんくなってもうたらどないすんねん…?
それも、野菜の時から進歩してへんやん…。
あぁ…もう考えてもしゃあない!適当に、肉食べたらええねん!
いや待てよ…適当に肉取って、万が一上司が狙ってる肉食べてもうたらどないしよ…?
上司が、突いたり裏返したりしながら、大事に焼いた肉に手を出すことは、彼女の父親に結婚の挨拶に行くことくらい大変なことやんか…。
しかも今手を出したら、長女に手を出すみたいで、なおさら責任重くなるやん…。
運良く、上司が狙ってる肉に一回も当たらんかったとしても、それはそれで、上司が、『あぁ…俺の狙ってる肉は、そんなにも美味しくなさそうなんやなぁ…』とか、自分自身の、肉を見極める力に関して、自信を失ってしまうかもしれへん…。
そしたら二度とここへは連れてこられへんし、下手に違う店誘って連れていこうとしたら、何か肉を見極める力を競ってるみたいに思われたらかなわんしな…。
あぁ…ほんまにどないしよう…。
~妄想終了~
『お待たせしました!タマゴスープと、キムチ盛り、海鮮サラダに、ご飯の大ですね~。』
上司は嬉しそうに全て完食し、そのあとは、ちびちび焼酎を飲み始めた…。
『…肉食えや…』
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