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ほな、あえてまたすれ違い様に、またトイレに入ってみようかな…?
それやったら、そんな顔合わせる時間も少ないし、うまくいけば、僕って気付かれん可能性もあるやんか!
…いや、万が一僕やって気付かれた時は、『この人あれだけ臭わすうんこしといて、まだうんこ出す余力残ってるんや』とか思われて、ますますうんこ男っぷりを、披露してまうやんか…。
ほな『いつもはこんなん違うんですよ』って、ことわりを入れて、被害を最小限に抑えとこかな?
いやいや、うんこのフォローするってどないやねん…。逆に普段もっとすごいんやとか思われてまう可能性あるし…。
ほないっそのこと、洗面台の下の扉の中に、狭いけど小さくなって、隠れとこうかな…?
…いやいやいやいや…。
万が一見つかってみぃ…。
さっきまで、めっちゃ臭ううんこしてたやつが、扉の中で、隠れて小さくしゃがみこんどったら、それは間違いなく、洗面台の下で、二回目のうんこしてはるって確実に思われてまうやろ…?
あぁ…ほんまどないしょう…。
~妄想終了~
その時トイレのドアが、開きA子さんが、中から出て来た。
僕は仕方なく、再びすれ違い様に、トイレの中へ飛び込んだ…。
そこには、僕がうんこした後を、はるかに上回るほどの、うんこの臭いが充満していた。
『参りました…。』
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