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学校では相変わらずの日々
先輩たちの前ではいい子のあたし
手首に巻かれた包帯
「綾、ダメだよ」
兄ちゃんがそう言って頭を撫でてくれるのが嬉しかった
担任があたしを気にしてくれるのが嬉しかった
愛ｻﾝたちがいてくれることが嬉しかった
あたしは学校が好きだった
本当なの
勉強も一生懸命した
だって先生が褒めてくれるもの
誰でもいいの
構って
あたしはひたすら
嫌われないように生きた
ただし
クラスの派手な女の子や男の子には心底嫌な態度をとっていた
いじめられるのは怖いけど…あたしには兄ちゃんたちや愛ｻﾝがいてくれるもの
ようやく、数から質を求めるようになった
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