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小3の時、父は単身赴任で一人離れて住んでいました。
その頃、母と自分達兄弟は山奥に近い所に住んでいました。
半月に一度のペースで父は来てくれます。
しかし、ある来た日の帰り、夜中真っ暗な山道を父が車で走行中、途中に老婆が立っていたそうです。
父は優しい性格なので老婆をほっておく事が出来ず、後部座席のドアを開けて車に招き入れてしまったのです。
そして、『何処まで行かれるんですか?』まるでタクシー運転手のように父は老婆に聞きました。
すると老婆は『~~までお願いします』と、父に言ったそうです。
父は了解して、老婆に言われた所まで送って行きました。
そして、その場所に着き老婆に到着を告げようと振り向くと、老婆の姿は忽然と消えていたそうです。
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