不変の季節

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「おい!慶斗、起きろ!」 まだ寝ぼけてる俺は 「う…う~ん」 そう答えることしかできなかった 「早く起きろよ!早く学食行かないと混みまくりだろうがよ」 まだ完全に目覚めてない俺を引きずりながら学食を目指すこの男 いつも頭にはバンダナを巻いて、首にはネックレスをつけている明るくとても変な奴だ 「なんだよ、もうちょっと寝てたかったのに」 不機嫌に俺はそいつに話しかけた 「そうだな、やっぱ昼飯はラーメンに限るっしょ」 ………はぁ 毎度の事だがちゃんと話を聞いてない っと言うよりはマイペースなんだろう こいつの名前は橋爪竜祈 (はしづめりゅうき) 俺や拓郎、唯とはクラスは違うがいつもうちのクラスに来て休み時間が終わると自分のクラスに戻っていく 自分のクラスにいるのはあまり好きじゃないらしい 確かにクラスで楽しそうにしているところをあまり見たことはなかった なんとなくわかるが…
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