不変の季節

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そんなことから俺達は不良4人組と言われている 学校内でも有名らしい かと言って反論するつもりもさらさらない 遅刻常習犯、服装違反、それに混じる女子 周りから見たらそうなのだろうと4人共納得しているから 「そういえば拓郎、知ってたか?」 「うぶ?ばびぼ?」 焼きそばを口いっぱいにほうばる拓郎に俺は話しかけた 「焼きそばにマヨネーズかけると美味いらしいぞ」 目の前にある焼きそばに大量にマヨネーズをかけてやった 「あ゛~!」 悲鳴をあげた 焼きそばを乗せていた皿は輝かしくマヨネーズで覆われた 「いや、ケチャップだろ」 竜祈がその上にケチャップを振り撒いた 焼きそばを乗っけていた皿は日本の国旗とかす 「やっぱり焼きそばならソースじゃない?」 さらにソースをトッピング もはや食べ物には見えない 青ざめた顔し涙目の拓郎が固まって座っている それを見て3人が笑う 「僕の焼きそば…焼きそばが…」 やっと言葉を発した 「くっ…上手そう!上手そうっすよ~!」 皿を持ち上げ一気に平らげた 唖然とする3人の前にマヨネーズ、ケチャップ、ソースが顔中ついた拓郎が現れ、また爆笑した 拓郎をいじる、からかうも恒例行事となっていた
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