1人が本棚に入れています
本棚に追加
どうにか見る事には耐えられる様になったが、食べる事は出来ない。
唇に触れる事さえ出来ないのだ。
ああ!
頭を抱えて、タラコを置いたテーブルに突っ伏す俺。
たら子さん……
タラコ……
タラコさん……
は! そうだっ!
タラコだと思うからいけないんだっ!
タラコじゃなくて、たら子さんだと思えばいいんだっ!
目をつぶり、タラコを持ち、たら子さんを想像する。
目をつぶる。
たら子さん……。
チュッ
やった! たら子さんとキス……というか、タラコにキス出来たっ!
つ、ついに
タラコ恐怖症を克服出来たぞっ!
やった!
よしっ! この勢いでたら子さんに告白だっ!
外に飛び出す俺。
最初のコメントを投稿しよう!