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夏は嫌いだ
だけどそれは去年の話
今は好きだ
大人になった証拠かな?
あの頃はまだ、気付こうともしなかった
煩いと言って逃げていた
蝉の声
暑いだけの毎日
梅雨
いつも何処か逃げ場を探していた
静かな場所
暗い場所
冷たい場所
でも夏の中にも見付けたんだ
気付けたんだ
明るくなっていく空に
風鈴の音に
一生懸命生きる蝉に
見えなかったものが
輝きだして動き出す
目を閉じて
そんな見方も良いかな
なんて思いながら
眠りにつこう
きっと
いい夢が見られる筈
嫌いだった夏が
好きになれた日
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