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またしばらくすると
「あ」 「さ」……
プーさんのおもちゃの声が聞こえました。
やっぱり遊んでる…
「ゴメンナサイ」が言えないの?
そう思うとまたイライラしてきました。
すると下の子が下を向きながら紙を渡してきました。
それは、まだ字の書けない次男がプーさんの書き方ボードを見ながら必死に書いてくれた手紙でした。
~ママわるいこでごめんなさい きらいにならないで ママだいすき~
何度も何度も書き直した跡とお世辞でも上手と言えない、ぐちゃぐちゃの手紙。
私は感動して子供の前で泣いてしまいました。
それをいつの間にか見てた長男が大泣きしながら
「ママの気持ち考えないでごめんなさぁぁい」
と目をこすりながら次男の横に立ちました。
次男も突然、大泣き。
それを見て気づきました。 泣けない程、ショックだったんだ。
頑張って色々、考えてたんだと。
深く反省しました。
後で2人の部屋を見ると紙がたくさん落ちてました。
次男が書き直した途中の手紙と絵を描いてたと思った長男の机の上には次男宛ての手紙とその返事でした。
『みっつへさっきはおにいちゃんとてもかなしかったよ。』
『おにいちゃんへごめんね』
そんな内容の手紙がたくさん散らばっていました
うるさくしないように、子供達なりに考えてくれたようです。
いつの間にか成長した子供達にまた泣いてしまった私でした。
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