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そう。それは涙である。涙が胸の奥から込み上げて止まらないのだ。皆はじっと見ている。私は泣き続ける。泣いている私に彼女は話しかけた。
『なんで泣いてんの?』
私は何も言わない。いや、正確には言えないのだ。
『泣くな!男だろ!』
私はまだ泣いている。ここで彼女が話を本題に戻す。『で、どうすんの?学級委員やんの?』
私は涙を拭きながら頷く。彼女の思うままになってしまった。私はとても悔しかった。自分に腹が立った。太っていて眼鏡のあのS先生に負けてしまったのだ。ここで、彼女が皆に言う。『こいつが言いたいことあるから。』
私は泣きながら言った。
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