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『ぃぃ。ぃらなぃ グスッ』
ドアの向こうで涙声が聞こえた。
(まだ…泣いてたか。)
千歳は、うしろめたかった。
約束したのにな…泣かせない。守るからって…………。 何が切っ掛けだったか忘れたけど
『太陽。 お前は、太ってない、 綺麗だよ? ケーキを食べてもご飯を食べても大丈夫さ。
だから…泣くな。』
コト...。 床にトレイを置いた。
太陽の部屋を後にして、階段を下に降りた。
『フン…。キザッたらしい奴だな。
さぁて…奴を出迎えるか。』
白い王座に座った 黒髪 赤目の ウカイが 指をパキパキと鳴らした。
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