カ ミ カ ク シ

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『は…そうか。 それより最後の別れをしたか?』 『最後の別れ?……何それ』 ニヤリ と妖しく笑うウカイ。 俺は、 その笑に凄まじく寒気を感じた。 『俺様がいた世界に行ってもらうのさ スエンにな。』 『いや……困るからそれ! 急な話しじゃないかッ そんなの聞いてないぞ。』 慌てて 洗面所から出ようとするが… バタンッ! 扉が急にしまった。 ガチャガチャ 『扉が開かねぇ! 』 『逃げられちゃ困るからな。 前にも言ったと思うぞ? 俺の世界へ行ってもらうとな。 今がその時だ。 諦めて俺様と一緒に来い』 『イヤだーーッ! 誰が行くか💢 絶対に行かん』 ガチャガチャガチャガチャッ 扉を開けようとドアノブがガチャガチャする。 ヌ…。 『無駄だ。』 ヌラッ 鏡からウカイが出てきた。
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