カ ミ カ ク シ

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『な…何だよ。』 『フン。お前本当に俺の血を継いでるのか心配になっただけだ。』 『ハ…そんな心配無用だ。 お前の血なんか継いでない』 バチチチ…火花を散らすが。 『今そんなことをやっている暇は、生憎(アイニク)ないんでさっさとやるぜ?』 何処からか仮面を被った執事が重たそうな大型のエナメルバック(黒)といろんな部品やらなんやらを机の上に並べた。 『あの…何するんですか?』 面倒臭そうに立ち上がり並べられた物品の一つを掴み此方にやってきた。 『あぁ?コレからお前をスエンに送るための作業をやんだよ。ホレ…左耳貸せ』 ウカイの左手を見ると 耳の形をした何かを持っていた。 『何それ? 穴アケパンチ?』
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