カ ミ カ ク シ

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『麻酔なんて必要ないですよ? あまり痛くないですし一瞬で終わりますからね』 さぁ とニコヤかに俺の左耳にピアッサーを合わせる。 『ま…待って下さ…………………………………』 ガシャンッ 『ギャアァァァァー………あ? アレ…あんまり痛くなかったんですけど、 本当に穴をあけた?』 サランは、手鏡を千歳に渡す。 千歳は、渡された手鏡で確認していると バタバタ! ガチャッ! 『なんだ!? 何が起こった!?』 ウカイが血相をかいて来た。慌てていたせいなのか、エプロンとお玉を持っていた。 『おぉ!弱虫なウカイ(笑) 俺麻酔なんて無しにピアスホールあけたぞ?』 ホレ と耳を見せる。 『んだとッ!? 激痛が走るんじゃないのか?』 サラン『ウカイ様は、変な本を見すぎなのです。 私が 痛みなど僅か…と言っているのを信じなかったんです。』
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