カ ミ カ ク シ

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『せっかく返してもらった唯一の俺の携帯だ。 返さない』 エナメルバックの中にしまう。 『ウカイ様!』 『あぁ。 もう準備は、できているさ』 ウカイが手を前にかざす。 そうすると… 空間にヒビが入り割れた。 『うぉ!?』 『さっさと行け!! 俺様の替わりに暴れてこいッ』 ドカッ とヒビが入って割れた黒い穴に向かって千歳に蹴りを入れた。 千歳は、見事 ゴールイン! 『わあぁぁぁあ!!!?』 千歳は、黒い穴に飲み込まれて消えた。 『あぁッ⁉』 サランが大声を上げて何処かに行った。 『なんだ?』 何処かに行ったかと思えば 手に何かを持って帰って来た。 『ウカイッ!! ヤバイぞ⁉ アイツ 髪の色 そのままだし 武器持っていかなかった…』 『はぁ…。サラン…口調…』 『あ。』 『まぁいい。 今俺様しかいないからいいけど、俺様の先祖とお前の先祖がいたら 怒られてたぞ』 『あぁすまん。 つい気が揺るんでしまった。 まぁ今日で良かったな? 初代から7世まで旅行に行っていて』 『アイツ等がいたら…俺様以上に千歳が虐められてたぜ』 『(いや…ウカイ様がバクジエム家の中で一番意地が悪いと思う。今日は、たまたま良かっだけで) それより どうすんだよ!?』 ウカイは、ニヤリと笑い。 『ク… 大丈夫だろ。 いちよう落とした場所が場所だ。 身の危険は、あるが…髪の色は、変わる』 『 あの池に落としたのか…大丈夫なのか?』 『さぁな? 水浴びをするな…絶対に。けど…あの池、俺様の術がまだかかってるかどうかわかんねぇな…。』 二人の会話は、謎だ。 まぁ そのうち 語りだされるだろう。
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