新世界

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とんでもねー所に来ちまった。 とかいいつつも 真っ直ぐ歩き出す。 一時間くらい歩いただろうか… 辺りの空気が湿っぽくなってきた。 『おぉ! 水があるぞ!?』 と 走り出した。 木々が開いていき湖が現れた。 『湖ぃーッ 発見! ひゃっほ~い』 と近づく。 『喉渇いた…飲めるんかな?』 と思い水を見ると 何処までも透き通っていて綺麗だった。 飲めるかも知れないが、怪しいので、指一本つけて舐めてみた。 『うん…大丈夫かな。』 手に掬って飲む。 喉の渇きを癒して 空の水筒に水をくんだ。 かすり傷だらけだったので、着ていた服を脱ぎ 湖に入る… 誰もいないのを確認して真っ裸で…。 考えられん。 『うぅ… 染みる…けどきもちぃーッ!』 身を震わせながらも肩まで浸かる深さまで行く。 水の中があまりにも気持ち良くて暫く泳いでいた。
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