新世界

14/17
前へ
/397ページ
次へ
『はぁ!?』 呆れたように言う。 『ヴァルウルフのリーダーを倒した貧弱そうな奴を倒せば、 俺達が強くなる! と馬鹿げた考えをする奴等が出てきてるって事さ』 『誰が貧弱だと!?『それに…君は、ここから出してあげたいんだけど… 私の力は、もう残ってないんだよ。』 力無しに呟く声の主。 『……で。 俺にどうしろって言うわけ?』 騒ぎだすかと思った千歳だが…案外落ち着いていた。 『ふむ。 まぁまぁ頭が良いのか 私は、バクジエム王初代に作られ代々引き継がれてきた。 名を“ヒルルク" と言う。 バクジエム王家が納めていた地 今はガディロス王家が納めているがね…そこの大きな湖に住む 私は、どんな傷をも治し人を癒す力をもった精霊だ。 現世にバクジエム王家の力を持つものは、居なく ちょうど作られ約2千年 契約のし直しの時期だったのだ。 8王家が私の力を欲しさに契約をしようと交流を求めたが 断り今になる。』
/397ページ

最初のコメントを投稿しよう!

402人が本棚に入れています
本棚に追加