新世界

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『随分と話が長いようで…』 『まぁ聞いて。 要するにだな 死にそうな私と契約を交わして欲しいのだ。』 『ふ~ん? で、俺に何か見返りあるの?』 転んだらただでは、起き上がらない!千歳 『君の役にたとう。』 『何すれば良いのさ?』 『たしか…初代が(我が名は…バクジエム。この血一滴を与えしモノに力を与えよう)と言っていた』 無空間で、立てなかったのに 立てるようになり 辺りが明るくなる。 コポポポ。 上を見ると 太陽の光が見えた。 どうやら湖の中に居るらしい。 『大丈夫だよ。 私達は、今湖と一体化をしているから 奴等に見つかる事はない さぁ 始めようか』 ヒルルクの声とともに、 何かの文字で書かれた陣が足元に浮かぶ 『バクジエムをいれなきゃ いけないのか…………しょうがない 助けて貰ったんだから借りは返さなきゃね。 我が名は チトセ バクジエム。 この血一滴を 与えしモノに力を与えよう。』
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