+流れた先+

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まだ眠くなく 部屋にある窓を開け外を眺める 『うわ~スゲェ… 家も田舎だけど 星がこんなに綺麗には見えないな…』 満天な空に散りばむ星を眺めるチトセ ガサガサ 近くの茂みが動く。 『ん?…デカ』 と 見ると デカイネズミが歯を剥き出しにして 出てきた。 「ジュウッ!!」 『変な泣き声だな…ウワッ!』 黄色い光りがデカイネズミを覆って消えた。 『よしっ! 成功した! 』 暗闇からケイ君が出てきた 手に 何かを持っていた。 俺は、何となくだが隠れた。 『試作品AK25 もっと改良すればネズミより大きいの倒せる。』 嬉しそうに喋るケイ君の地面がいきなり盛り上がった。 『ウワッ!?』 ドシャッ!! (痛そう。) 『アハハハッ! 何だ…ケイじゃねーか ネズミだと思った』 『また 変なもの作って試してたの? まぁネズミ一匹しか倒せないもんね』 『貧弱なケイ君 今日も試作品試しかい? それとも 村の見回り? 無駄な事だな マルスを使えなきゃ ネズミ一匹も殺せねぇぜ? 見ろよ あのネズミ 小さくなつただけだぜ』 とさっき光って消えたネズミがチュウ チュウ言いながら茂みに逃げていった。 《アハハハッ》 女一人と男二人が笑う。
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