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『ナハッ! ワテも持ってきたぞ!
タルト や フルーツタルト。』
亮さんもカバンからタルトが入った箱を取り出した。
荵さんもテーブルの上に箱を置き パカッ! と 開けた。
『皆偶然だな。ワテも、持ってきたさかい チョコレートケーキ♪ 本当は、 麻衣子と食べようと思ったんやけど…いらない 言われてな…』
荵さんが 悲しそうに喋る。 麻衣子さん とは、荵さんの彼女である。
俺達は、急に暗くなった 荵さんに、励ましかける。
『荵気にすることあらへんで? 麻衣子さんは、 そん時腹一杯でいらんってゆうただけ!』
『そうですよ! だから 皆のケーキ食べましょうよ➰ 俺 紅茶淹れるんで』
俺は、立ち上がり紅茶を淹れる準備をした。
さすが 空手サークル 及び料理サークルでもあるな
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