カ ミ カ ク シ

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『俺だけじゃ無理だよ! だから…ヒェ~』 キッ と睨みつける 『そこで、伸びてる 荵さんも使えば良いだろ? 亮さん。 荵さんを起こして下さい。』 『はいッ 軍曹〓 荵起きろーッ!』 ゆさゆさ と揺らす亮。 それにサナーも加わり荵を起こした。 目覚めた 荵は、 わし先輩なのに… と文句を言いながらサナーと一緒に台所に立った。 俺と亮さんは、テレビを見ていた。 『なぁ 千歳。』 『なんですか?』 亮さんが話しかけてきた。 『ワイも手ぇ伝ってきてええか?』 なんか よく分からないが、腰を低めにして俺に聞いてくる 『別に良いけど。 何で?』 『 二人でぇ9人分ってエライやん?! しやろな デザート付き。 ああの2人やって時間かかりせやよってにワイも手ぇ伝ってくる!!』 パァッ! と明るくなった亮さんは、ルンルン と鼻歌を歌いながら台所に向かった。
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