カ ミ カ ク シ

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サナーが荵と亮が居なくなるのを見計らって言った。 『このままだと…二人とも傷つくだけだぞ? 苦しい思いもさらに深くなってく…。 俺は…これ以上何も言わない。』 『そう…ならさっさと二人を遊びに行かせて来い。俺は、行かないから』 俺は、何も答えられない。 サナーが言わないって言っても…言うだろう。 気持ちを伝えた所で何もかわらない。 血が繋がってるのだから…。 サナーは、じゃあまた明日な!と最後に何時もと変わらない笑顔で出て行った。
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