第一章   何かいるよっ!?

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      「聞こえなかったのか?オレが仕事を頼んでやるから、安心しなって!」     「た、頼んでやるですって?」     「そうさ!もちろんちゃんと報酬も払うぜ」     「うっ………」     マリーは、その言葉に弱かった。     「よかったじゃない、マリー」     隣でシアも喜んでいる。     初めての依頼だ。     ……ど、どうしようかなぁ……?     マリーは少し戸惑った。なぜって?もちろん自分に依頼されたものを、きちんと作れるかどうかという不安があるからに決まっている。     失敗したらみっともない。 ……もしそうなったら、おそらくこの自分よりも年下であろうと思われるルーウェンに、さんざん笑われることだろう。      
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