第一章   何かいるよっ!?

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      ……ああ、いやだいやだ。想像しただけでも恥ずかしい……。     「ねぇ、どうしたんだい?急に黙ってしまって……」     ルーウェンが、しばし考え込んでいるマリーの顔を覗き込んでくる。     「マリー?」     シアも声をかけてきた。     返答に困っていたマリーであったが、やがて決心をしたかのように――いや、ほとんど成り行きまかせの様な感じで、胸を張ってルーウェンに聞いた。     「……ふーん、で?あたしに何を頼もうっていうわけ?」     そこには自信たっぷりな表情が輝いていた。      
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