メロン

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日暮れの赤く染まる田舎の田んぼ道を並んで歩くタカと私。 私は、二年間ずっと秘めてきた想いを先週やっとタカに告白した。 タカは私の言葉を聞いても、照れたり恥ずかしがったりする様子もなく、あっけらかんとした様子だった。 「じゃあ、今日からオマエは俺の彼女ってことでよろしく!」 そう言って、後ろ姿で手を振りながら、呼び出した河原からあっと言う間に去っていった。 あとに残された私は、良い返事が聞けたことに安堵しつつも、少し呆然とした。 次の日になってもタカの態度は相変わらずで、私は顔を合わせたらどんな顔をしようかと、告白をしたその日からいろいろ気を揉んでいたのに、 「おぅ!おはよう!」 と下駄箱でいつもと変わらない挨拶をされ、そのままクラスメイトの男の子達とはしゃぎながら去っていく変わらない日常に拍子抜けした。
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