会話であいうえお小説 告白編その1

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か 「かなり挑戦的でしたよ、相生くんったらホームルームの間中熟睡されているんですもの」 あきれたように、しかしやさしく微笑みながら言う。 き 「教師も全然起こさないあたりに、俺の日ごろの行いの良さが出てるだろ?」 もちろん自分で自分を皮肉っている。 く 「くすくす」 口に手を当てて笑う。お嬢様然とした仕草だ。 け 「けどびっくりした。いつから会ってないっけ?」 植緒の質問に志瀬は小首をかしげ、 こ 「小一時間くらいですか?」
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