会話であいうえお小説 告白編その1

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わ 「わかんない事とかは、なんでも言えよ」 志瀬の不安げな様子が伝わったのか、植緒は優しい笑顔で言う。 を 「お願いしますね、あらためて、よろしくお願いします」 そんな旧友の存在を頼もしく思いながら、志瀬は、植緒に手を差し出した。 ん 「ん、よろしくな」 笑顔で握手を交わした植緒だったが、クラスメイトに見られている事を思い出し、ば、と手を離し、また机につっぷして狸寝入りを決め込んだ。 真っ赤になった顔を隠す為だった。 ただし、一限目の教科担当に叩き起こされ、すぐさま白日の下に曝(さら)されたが。 告白編会話No.01 end
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