第一話

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平日、学校がある時は 決まってあのカラスに 食パンを半分あげる。 特に意味はないけど 今になっては、 パンをあげないと ついてきてしまうから 困ったもんだ。 「門、反対側じゃん。」 学校に着くと正門は反対側で、 そこまで行くのがめんどくさい と思い、フェンスを よじ登る事にした。 フェンスの高さは学校の 2階くらいまであったけど 反対側まで行くよりマシ。 「このくらいなら飛んでも 死にはしないよね。」 フェンスのてっぺんまで来た所で 勢いをつけて飛び降りる。
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