第一話

9/18
前へ
/109ページ
次へ
前のドアが開くと、 クラス全員が注目。 入学式に出れなかったから 担任が誰かは知らない。 誰だろうと構わないけど、 なんだか気になって 私もドアの方を見た。 「俺が担任だからよろしく。」 入ってきて早々、 かなり簡潔に 挨拶を終わらせたのは、 さっき校舎裏で 下敷きにしてしまった山道だ。 「せんせぇ、 教師なんだからちゃんと 挨拶してよっ!」 真っ先に指摘したのは 私の斜め前の席にいた、 ギャルだった。 髪は金髪。 肌は結構黒めで メイクは、どこの民族だと 言いたくなるような感じ。
/109ページ

最初のコメントを投稿しよう!

996人が本棚に入れています
本棚に追加