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そして放課後正門にいると
急に後ろから腕を捕まれひっぱられた。
「行くよ走って!」
「ええ何処に行くの~?」
とマリアが聞くと
「いいから早く!」
と言ってマリアの手をグイグイ引っ張りながら男の子は走り出した。
その男の子は髪は少し長く風になびき揺れていた。
目は切れ長のキリッとした目をした男の子だった。
マリアは照れて少し頬は赤みをおびていた。
しばらく走って気が付くとマリアの家の近所を走っていた!
今朝のバス停を越えた所で家と家との細い路地に入った!。
迷路のように
くねくねと曲がりながら走ると古い小さな公園が見えてきた。
公園と言っても遊具は石の小さな滑り台しかない公園。
近所に住むマリアでも知らない公園であった。
「着いたよ」
と男の子は言った
そこには坊っちゃん刈りのメガネをかけた細身の男の子が滑り台の上で座って待っていた。
つくなり男の子は
自己紹介を始めた。
「自己紹介するね僕はヒカル
そしてコイツが…」
「コイツって言うなよ僕はカケルよろしく!」
と言ってメガネの男の子は立ち上がり握手を求めて来た。
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