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「やはりそうか
実はな、風の噂で聞いていたんだ
ある青年と少女が英雄を蘇らせ、竜退治の旅をしているとな
私は思ったよ
それは、シンとジェシカお前達のことで、いずれ、お前達はあの遺跡を調べに来るはずだと
全てが始まったあの遺跡を、そして生まれ出た元凶を、行き詰まれば必ずこの地を訪れると確信していたよ
そしてお前達はやって来た
良いだろう
あの遺跡を調べ、全ての謎を解き明かせ!」と長老は、まるで全てを知っていたかのように語り、遺跡調査の許可を出した。
「ありがとうございます長老」とシンとジェシカは深々と頭を下げ遺跡へと向かった。
二人が遺跡へ着くと、そこは無惨にも崩れ去った瓦礫が佇んでいた。
「これじゃ中に入れないね」とジェシカが苦笑いをしていると、そこに村人を数名引き連れた長老がやって来て、瓦礫の撤去を始めた。
物の数時間で瓦礫は片付き、遺跡の入口らしきものが姿を現した。
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